
こんにちは!あどあのです!
突然ですがみなさんは「セルフカバー」という言葉を聞いたことはありますか?
先日、とあるセルフカバー曲をカラオケで歌ってみたところ、「あれ?これこの人の曲だったっけ?」とけっこうたくさんの人たちに驚かれました。
ちょっと注目されたみたいでうれしかったなー♪
そもそもセルフカバーって?おすすめや名曲って例えば?というあなた。よくぞ聞いてくれました!(←聞いてない)ご紹介させてくださいませ!
今回はその「セルフカバー」についてお話してみようと思います!
セルフカバーとは?
楽曲製作者が、ほかのアーティストに提供した楽曲を、自分自身で歌唱演奏して新たに世に出したもの。もう少し解釈を広げると、自分が過去に発表した楽曲を、新たに歌唱演奏してリリースしたもの。
この楽曲のことを「セルフカバー」曲と呼びます。ちなみに和製英語ですので、外国人の方に「あなたの好きなセルフカバー曲はなんですか?」と英語で尋ねてもワケワカメ、らしいです。
そういう意味では昨今はやりの、わたしも興味シンシンな「from THE FIRST TAKE」もセルフカバー、ということになるんでしょうけれど。こちらはもう1ジャンルとして確立しつつありますよね!
おすすめの名曲をご紹介!
それではさっそくご紹介してまいりましょう!今回はアーティストしばり形式でお送りいたします!
Vaundy
まず最初はアーティストとしてもメロディメーカーとしても稀有な存在。現代のカリスマ「Vaundy」さんの楽曲をご紹介!
ご存じの方も多いと思いますが、様々なアーティストに楽曲を提供していることでも有名です。その中から3曲を!
逆光-replica-

画像元:レーベルSDR/Vaundy Artwork Studio
Uta=Adoさんに提供した楽曲として超有名!これをVaundyさんの歌声で聴くと、また違った感情の揺さぶられ方をしました。ちなみにアレンジはあまり手を加えていない感じです。
怪獣の花唄-replica-
こちらはご自身の曲の再録版ですね。「原曲とどこが違うの?」と思われた方もいらっしゃるかと。
全体的にトラック数(重ね掛けされている音数)が少なくなって、シンプルになっているような気がします。
また、ライブなどで回数を重ねて歌ってきた厚みみたいなものが歌い方に表れていると思います。エモーショナルな歌い方の中にも語り掛けてくるようなニュアンスを感じましたが。
アウトロもよりライブっぽくなってます! みなさんはどう思います?
おもかげ-self cover-

画像元:レーベルSME
こちらは「Millet,Aimer&幾多りら」の超豪華ユニットに提供した楽曲ですね。紅白歌合戦でVaundyさんも参加してのパフォーマンスは、ある意味ホントの「歌合戦」みたいでゾクゾクしました!
原曲がHIPHOP的なダンサブルな曲調であるのに対して、セルフカバーバージョンはめっちゃPOPな曲調になってます!原曲はいかにも歌姫ユニットにピッタリ。セルフカバーは彼の歌声にピッタリ。
「どちらもステキ」。このひとことに尽きます!
最初の2曲はアルバム「replica」に収録、おもかげはシングル「裸の勇者」のカップリングとして収録されています。
米津玄師
こちらも稀代のメロディメーカー、米津玄師さんの曲をご紹介。パプリカのセルフカバーやいろんなアーティストさんとのコラボレーションも話題になりますね!
打上花火
アニメ「打上花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌として、DAOKO×米津玄師名義でリリースされた曲です。
この曲はDAOKOさんもソロVer.をリリースしています。3バージョンともホッコリしたフンイキはそのままに、男性目線、女性目線、二人目線がそれぞれ表現されているところがおもしろいです。
歌詞もメロディも同じなのに、なんなら歌っている人も同じなのに。こんな違いが出るなんて、興味深いと思いませんか?これぞ名曲の証明だとわたしは思います!
まちがいさがし
こちらは菅田将暉さんに提供した楽曲ですね。TVドラマ「パーフェクトワールド」の主題歌でした。
原曲がピアノから始まるのに対して、セルフカバーVer.のほうは電子音の打ち込み(?)のアルペジオで始まります。ほかにはコーラスの厚みとかもちょっと変えているのかな、と。
2曲を聴き比べてみた印象は、原曲の菅田将暉さんのほうは、菅田さん自身のことを歌っているように聴こえ、セルフカバーVer.のほうは、そんな菅田将暉さんのことを見ている人が歌っている、という。
同じ人が作った同じ歌詞・同じメロディの曲ですが、わたしにはこんなふうに聴こえます。
米津さんの不思議な魅力って、こういうところにもあるかもしれない、と最近すごく思います。
小田和正
続いてはハイトーンオバケレジェンド、小田和正さんのセルフカバーです。なにがすごいって今でも現役!いまでもあのハイトーンは健在!そんな小田さんのセルフカバーとは?
さよなら

画像元:レーベルLittleTokyo/BMGファンハウス
オフコースの名曲「さよなら」。こちらを小田和正さん自らセルフカバーされています。2002年4月発売の「自己ベスト」というアルバムに収録されています。
なにが違うって、ドラムなし!モノローグ調に、まるでひとりごとのように歌い上げています。初めて聴いたとき、「ああ、こうなるのか」と思ったことをよーっく覚えています。
Yes-No
こちらも同じアルバムに収録されている、同じくオフコースの名曲です。こちらはスローテンポのシャッフルビートにアレンジされています。
オフコースの原曲にあった、「オトナの思春期」みたいな緊張感がほどけていて、ステキなラブソングに昇華されています。このバージョンも大好きです!
大瀧詠一
大瀧詠一さん。ご本人の歌声や演奏が独特で、癒される楽曲が非常に多いアーティストです。代表曲の「君は天然色」はたびたびTVCMなどにも使われていて、ご存じの方も多いかと思います。
探偵物語/少しだけ優しく

画像元:ソニーミュージックオフィシャルサイト
少し、いやけっこう古いですが、薬師丸ひろ子さんに提供した楽曲のセルフカバーです。「探偵物語」のシングルカットの際のカップリング(当時でいうB面)が「少しだけ優しく」、なんです。
薬師丸ひろ子さんVer.を聴くと「いかにも薬師丸ひろ子さん」なのですが、こちらのセルフカバーを聴くと、「もう大瀧詠一さん以外にない!」というテイストになっていることに驚きます!
「DEBUT AGAIN」というアルバムに収録されていますよ!
風立ちぬ
こちらも同じアルバムに収録されていますが、なぜかライブバージョンです。こちらは松田聖子さんに提供した楽曲のセルフカバーですね。
もともと、松田聖子さんには松任谷由実さん、佐野元春さんなど、錚々たるアーティストが楽曲提供をされていたのですが、この大瀧詠一さんの楽曲。
当時聖子さんが歌っても一発で「あ、大瀧詠一!」とわかるものだったそうです、パパによると。
それを本家本元が大瀧詠一ワールド全開の演奏で歌えば、それはもうご本人の曲以外のなにものでもなくなります。だけど、どっか聖子ちゃんがちらつくあたりがこの曲の普遍性を物語っています!
氷室京介
レジェンドofレジェンドアーティスト氷室京介=ヒムロックさん。あどあのパパ世代には避けて通れなかったバンドムーブメントのファイアスターターとなったバンド「BOΦWY」。
文字通り火花を散らしながら5年という短い活動期間でTopに駆け上がったバンドのフロントマンです。
ヒムロックのセルフカバーといえばコレ!
To The Highway

画像元:EMIミュージック・ジャパン
この曲を含めて以下3曲とも「Case of HIMURO」という、2003年に発売された氷室京介さんのベストアルバムに収録されています。3曲ともBOΦWY時代の、氷室さん作詞作曲のナンバーです。
原曲は1985年発売のアルバム「BOΦWY」に収録。カバーした時点で原曲の18年後、今はなんと39年前の原曲で21年前のセルフカバー。
なのにぜんっぜん色褪せない!ストレートな8ビートですが、シンプルにかっこいい!パパの「ハイウェイプレイリスト」の中の1曲なのですが、わたしこの曲がいちばん好きかも♪
Juliet
こちらも原曲は1986年。アルバム「Just a Hero」に収録されています。原題は「わがままジュリエット」。
布袋さんのギターワークが光る名曲です。でもこのヒムロックバージョンは、アコギ弾き語り(?)バージョンです。
原曲はデヴィッド・ボウイちっくなグラム色がちょっとだけあったのに対し、こちらはフォーキーな仕上がりになってます。このバージョンも好きだなぁ。
Cloudy Heart
こちらも初収録は1985年発売のアルバム「BOΦWY」。その後、解散前ラストシングルの「季節が君だけを変える」のカップリングに再録音されて収録されました。それが1987年。
原曲、というかBOΦWY時代のテイクは、布袋さんのノスタルジックなギターイントロから始まる、カッティングも美しい8ビートの名曲でした。
それがヒムロックバージョンは見事なまでにギターなし!ピアノとストリングス主体の切ないバラードに生まれ変わりました。
「BOΦWYはBOΦWY、オレはオレ」というヒムロックさんの当時の姿勢がはっきりと表れているような気がします。
HYDE
こちらは現在もアーティスチックな楽曲を生み出し続ける、日本を代表するバンド「L’arc~en~Ciel」のヴォーカル、HYDEさんです。もうとっくに50代のはずなんですが、、、全然お年を召されないっ!
ではそんなHYDEさんがなにをセルフでカバーしたのかというと?
GLAMOROUS SKY

画像元:ki/oon SONY
2005年に中島美嘉さんが「NANA starring MIKA NAKASHIMA」名義でリリースしたシングル曲です。映画「NANA」の主題歌として超絶ヒットしました。
それをHYDEさんがセルフカバーしたところ、なんと全英語詞で蘇りました!しかも原曲キーのまま中島美嘉さんと同じキーで歌唱。演奏も原曲のギタープレイをリスペクトした仕上がりになってます。
こういうの聴くと「ああ、セルフカバーよき♪」と思えます。だってかっこいいんですもん!
こちらはアルバム「HYDE」に収録されていますよ!
HONEY

画像元:HYDE Official
こちらはL’arc~en~Cielの名曲のセルフカバー。2019年発売のシングル「Mad Qualia」のカップリングです。
このシングルが海外を視野にいれた楽曲だったということもあり、カップリングの「HONEY」もゴリッゴリのメタルアレンジになってます!
同じ曲を同じ人が歌っているのに「こうも違うかー」とうならされる1曲です。飛ぶような爽快感を味わうなら原曲を、跳ねるような高揚感を味わうならこちらを。わたしはどっちも大好物です!
BUCK-TICK
2023年にボーカルの櫻井敦司師匠が他界されてしまい、どうなっちゃうんだろう、と勝手に心配しておりましたが、感動的な再スタートを果たし、現在も元気にご活躍中のBUCK-TICK。
こちらもセルフカバーを発表されているのですよん♪
This is NOT Greatest Hits(都合によりサブタイトルのみ掲載)
こちらは「セルフカバーアルバム」として1992年3月に発売されたのですが、「ベストアルバムじゃないですよー」という意味を込めて上記のようなサブタイトルがつきました。
なんでも前年にリリースしたアルバム「狂った太陽」の楽曲も入れてね、とレコード会社からねじ込まれたそう。
で、「それじゃベストっぽくなっちゃうじゃん!」「でもコレそーゆーアルバムじゃねぇし!」てことでこうなったとか。
まあ、そのへんの大人の事情はともかく、このセルフカバー集は妖し美し系のBUCK-TICKカラー全開となっており、その当時のバンドのスタイルにすべてリファインしたような仕上がりになっています。
個人的には「…IN HEAVEN…」からの「MOON LIGHT」へのメドレー的ジョイントが最高です!別のアルバムに入っていた曲なのに、こうやって聴かせてくれる。なんとも嬉しい演出です。
My Eyes & Your Eyes

画像元:レーベルBMG JAPAN
こちらは2007年リリースのシングル「RENDEZVOUS〜ランデヴー〜 」のカップリング曲で、原曲は2ndアルバム「SEXUALXXXXX」(1987年リリース)の12曲目に収録されています。
20年を経てからのセルフカバーは、原曲がさわやかなストレートロックであったのに対し、歌詞通りの満天の星空を思わせる美しいロッカバラードになりました。
うーん、バラード?とはちょっと違うかなぁ?でもそのあたりの境目がわからなくなるのに満たされてしまうのがBUCK-TICKさんの魅力なんですよ!
B’z/ピエロ

画像元:B’z Official Website、BOX CORPORATION OFFICIAL
こちらは、上木彩矢さんにB’zさまが楽曲提供したもので、2006年4月12日にシングルカットされました。こちらも名曲です。
B’zさま自らがカバーされたテイクは2006年4月12日にシングルカットされた「ゆるぎないものひとつ」のカップリングとして収録されました。
はい、お気づきの通り、同日リリースなんですコレ。上木さんのはタイトル曲でB’zさまのはカップリングという違いはありますが。
「どっちのバージョンもかっこいいから両方買ってねー」的なセールスバーターが見え隠れしたりしなかったりとかはともかく。
上木さんのは16ビートのジャキジャキのギターカッティング。B’zさまのは8ビートの典型的なB’zサウンドでの仕上がり。歌詞も女性用と男性用でちょっと違ってたりします。
男らしいとか女らしいとかって言い方は最近タブー視されてるのかもしれませんが、それでもあえて言いたい!情けない男の吐露だったり、強がり女子の啖呵だったりをメロディアスに歌い上げるお二組。
同じ曲だけどアーティストによって表現されるものが違う。それは男子らしい心情だったり、女子らしい強がりだったり。それこそがこの曲の醍醐味なんだと思います!
BUMP OF CHICKEN/天体観測

引用元:bump of chicken.com
はい名曲。はい決定。2001年にリリースされた鉄板中の鉄板、名曲中の名曲ですね。後進のアーティストたちに多大な影響を与えた曲でもあります。
そしてこの超名曲を、2022年にもう一度自分たちで手掛けたのが「天体観測(2022 Rerecording Version)」です。
なんでまたセルフカバーしようとしたのか。これについてご本人(ボーカルの藤原さん)がTV番組「関ジャム完全燃SHOW(当時)」で語ってらっしゃいました。
「『今だったらこうできるのに』という思いがずっとメンバーの中にあって。でも再録音っていったっていろいろあるじゃないですか。当時の音源をずっと大事に聴いてくれているお客さんたちもいて。」
「今ならこうできるのに っていうのは僕たちの個人的な気持ちじゃないですか。だから『当時の通りやろう』って」
「当時の音源を引っ張り出してきて『完コピしよう!』って言って。それ(当時の音源)を聴いたらめちゃくしゃ感動して。『あぁこんなことやってたんだ』」って。」
「やりたいことは明確に伝わってくる。だってかつての自分たちだから。だけどやりきれてないなっていうのはたくさんあって。」
「『悔しかったよな…リベンジしてやっから。今の俺は出来るから今の俺に任せろ!』って当時の自分たちに言ってあげる感じがあって」
「めちゃくちゃ楽しい作業でしたね」
・・・とおっしゃってました。リレコーディングのメリットもデメリットも踏まえたうえで、でも自分たちがやりたいことをやり通した。そういうセルフカバーなんです、これ。
どっちがいい、とかじゃなくって。わたしは「天体観測」という曲が大好きなんです!
アイナ・ジ・エンド/Orchestra from THE FIRST TAKE

引用元:ainatheend.jp
最後はこちら。from THE FIRST TAKEからアイナ・ジ・エンドさんの「Orchestra」。原曲は言わずと知れたBiSHの代表曲でもある名曲です。
まあ、これをセルフカバーと言ってしまっていいのかどうか、とは思うのですが。
グループでは疾走感のあるロックナンバーでしたが、こちらはピアノソロをバックにアイナさんが滔々(とうとう)と歌い上げています。
驚くことにBPM(曲のテンポ)はほとんど同じ。でも胸を締め付けるようなアイナさんの歌声がダイレクトに届く名曲です。こちらも必聴ですよ!
最後に
最後にセルフカバーへのわたしなりのリスペクトを少し。
原曲と比べて「どちらがいい」という話ではない
個人的な好みで「こっちのほうが好き」というのは、セルフカバー、カバー曲、そして競作曲などにおいてはもちろんあると思います。
でもセルフカバーにおいては、提供したアーティストがいる場合もいない場合も、違うように聴こえても、印象が違っても、もともとは同じ人が作り出した同じ曲なのです。
好みはあっても良し悪しはない。提供されたアーティストさんも、製作者さんも、どちらもリスペクトしています。そういう聴き方が作法みたいなものなんじゃないかって思ってます。
・・・わたしの好みですか?ご紹介した曲は間違いなく「どっちも好き!」です!
「セルフカバーなんて売れない製作者の便乗商売だ」とか「嫌い。提供されたアーティストへの冒涜だ」とか心無いことを言う方もいます。
わたしは、自分の曲に誇りを持っているアーティストの表現の一形態だと思っています。そういうリスペクトはあってしかるべきなんじゃないの?と。
そもそも今回紹介したアーティストさんたち、便乗商売なんてする必要なんてない方々ばっかりでしょ?笑
そのほかのおすすめセルフカバー5選
今回ご紹介した曲以外にもまだまだあるんです、セルフカバー。曲名とアーティスト名だけのご紹介となりますが。
- 夜空ノムコウ(SMAP)/川村結花
- 夜空ノムコウ(SMAP)/スガシカオ
- 瞳はダイヤモンド(松田聖子)/松任谷由実
- サーキットの娘(PUFFY)/奥田民生
- 1/2の神話(中森明菜)/大澤誉志幸
などなど。特に⑤はビックリします。自由度高すぎ(笑)。この曲も大好きです!
みなさんは「このセルフカバーが好き!」って曲はありますか?おすすめがあればぜひ教えてくださいね!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!またね!